【茶筅ナス】

小なすを揚げたり煮浸しにするときの飾り切りに「茶せんなす」があります。

名前の由来は茶道でお茶を点てる際に使う、茶筅に似ているからです。

盛り付ける時に軽くねじると、茶筅の形になることからきています。

しかし、昔の職人さんは、茶筅ナスを盛り付ける時には軸を揃えて、

横に向けて盛り付けたそうです。

昔の職人さんは、インスタ映えを狙わずに、
「これ、茶筅ナスやけど、ちょっと職人の技入ってます!」
分る人だけ分かって、という感じでお出ししていたようです。

お客様も、出された料理に、「おっ茶筅ナスやな!気づいたで〜
」というようなやり取りを楽しんだのでしょうか。

和食のマナー講座では、こんな裏話をお伝えしております。

コロナが収束すれば、また再開しますので、お楽しみに!