草花の葉先に透明の露が結び、白く光って見えるという「白露」

日中と朝晩の寒暖差が大きくなると、
朝には草や枝などにつゆがつきやすくなります。
草に降りた美しい露が白く光って見え、
濡れて香り立つ草木からも秋の深まりを感じます。

空気中の水蒸気が冷やされて、早朝に水滴となる露。
また、月も美しく見える時季であることから、
月が夜の間にこぼした「月の雫」とも呼ばれました。

秋は五行説では、「悲・憂」に属します。
なので、この時季は人はセンチメンタルになります。
西に沈む夕日を静かに見つめて人生を振り返るそんな時期です。

これからの未来は過去にヒントがあるかもしれません。
過去に楽しかった出来事や充実感を思い出し、
喜びをじっくりと味わい、それのどの部分が悦びなのか吟味して、
これからの人生の方向を決めましょう。

人生を四季に表すと秋は、60歳ぐらいに当たります。
人生100年時代、100歳まで生きることを目標にすると
まだまだ長いです。

自分本来の人生を楽しむそんな意味を持った季節です。