女将のゆみこです。
前回は料亭へ行った際、靴の脱ぎ方は入船で!
でしたね。
本来は、入船(靴先が部屋側)で入って、
出船(靴先が玄関側)にそろえるのがマナーですが、
下足番の方がいらっしゃるときは、
入船で入って、あとはお任せすることがマナーでしたね。
ここで、入船で入ることが重要ですよ!!
おしりを部屋側に向けて入らないようにしてくださいね。
さて今回は、部屋に上がった時の
席次の順番についてお伝えします。
まずは、仲居さんに席に案内してもらってから、
席についてくださいね。
そして、席次についてですが、
上座下座についてお伝えしておきます。
![](https://wadokoro-reraku.jp/wp-content/uploads/2019/05/kyoto-1788767__340-300x225.jpg)
まず部屋に入り、
入り口から一番遠いお席が上座になります。
そして入り口に一番近い席が下座です。
また、そのお部屋に床の間があれば、
その前が上座になります。
席次はとてもややこしくて、
覚えるのが大変とおっしゃる方が、
多いのですが、
その部屋で一番くつろげるところは
どこだろう?
と考えると、おのずと上座は決まってきます。
本来なら奥が、上座なのに
桜の咲く季節は、窓から桜が見えるお席を上座にしたり、
夕方など、西日が強く当たり暑くなるので、
入り口側の席を上座にしたり、
お店により
季節や時間帯などにより、
上座・下座を変えています。
接待などで、お店を使う場合は
事前にどこが上座でどこが下座なのかを
お聞きしておくと間違いないでしょう。
また、お客さまや上司の方は、
上座を勧められたら、
遠慮せずに座ってくださいね。
じゃないと、周りが気を遣ってしまいます。
相手に何度も気遣いをさせないこともマナーです。