女将のゆみこです。
私の和食のマナー講座は、講義の後に実際に会席料理を召し上がっていただく実践講座です。
身嗜みや器の扱いかた・箸使いについてお話しします。
実際に会席料理を頂きなが、説明を聞くので分かりやすいと大好評なんです。
内容
食事の作法はもちろん、店側の思いや、このように振る舞うと同席した人に喜ばれるよというお話もします。
同席者を敬い気遣えば正式なマナーを知らなくても自然とマナーどうりに振る舞っていることも多いのですが、同席者や店の人だけでなく器にも気を使っていただけると、より格が上がります。
「蓋つきの器は食べ終わった後、蓋をどこに置けばいいかわからない」ということに対して蓋つきの器の扱いは、食べ終わったら初めの状態に戻すのがマナーです。
お客様によっては、「食べ終わったかどうかお店の人が分からない」からと、蓋を裏返してお椀の上に戻されたり、少し蓋を傾けて置かれたりする方がいらっしゃいます。
気を遣っていただくのはとても有難いのですが、お椀の蓋にはきれいに絵付けがされていますので、ひっくり返して置くと絵に傷が付く場合があります。
食べ終わったかどうかは店側は時間や器の位置からわかりますので、蓋物の器は食べ終わったら、初めの状態に戻す。
このマナーは覚えていて損はないですよ。
第6回 名残の夏を楽しむ和食のマナー講座を開催します。