立春のあとの最初の午の日、
今年は2月5日を「初午〜はつうま〜」といいます。

和銅4年(711)年2月の初午の日、
お稲荷さんの総本山である京都の伏見稲荷大社に
農耕を司る神様が舞い降りた日とされています。

その後、全国各地の稲荷神社の祭りの日として広まっていったようです。

稲荷という言葉には、「稲生り」「稲成り」に由来するという説があり、
稲作や農業、穀物に深く関わっているとされています。

稲は日本人にとって最も尊いもので「お米の量」と書いて「糧」と読みます。
糧には「活動の源」「力つけるもの」の意味があります。

稲荷神社では、神の使いとして狐(氣通根)が祀られており、
その狐の大好物である油揚げをお供えするようになりました。

 

 

 

また、お米の一粒一粒から自然の恵と先人の思いを汲み取るために、
この日はお米の俵の中にたっぷりとお米が詰まったような、
俵をイメージさせる稲荷寿司を食べるようになりました。

大阪はお稲荷さんを狐の耳に見立てて、三角のいなり寿司なんですよね。