万物が希望に満ち始める季節になりました。
暦の上で春とは立春から立夏(5月5日ごろ)の前日までのこと

春の語源は様々ですが、万物が発る(はる)季節だからとか。
他にも草木の芽が「張る」天候が「晴る」田畑を「墾る」などとも言われています。

次第に暖かな日差しに包まれ、鳥が囀る草木が芽吹き、色鮮やかな花々に彩られるとき。

古来より人々がもっとも心待ちにしてきた季節です。

寒さが明けて徐々に春の兆しが見え始め、一年のスタートでもある立春。
昔の人たちは春は東風(こち)が運んでくると考えていました。

なぜ東風なのかは、陰陽五行説で春は東をさす。から来ています。

 

 

 

 

 

お客様がいつもこの時期になると、学問の神様・菅原道真が詠んだ和歌
「東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな」を
詠んでくださいます。

京の都から太宰府に左遷された菅原道真が
「春風が吹いたら、匂いを太宰府まで送っておくれ、梅の花よ。
主人がいないからといって、春を忘れてはならないぞ。」
と京都の邸宅にある梅の木に語りかけています。

初めてこの歌をお客様からお聞きした時は
魚のコチしか想像できなかったのを覚えています。

ちなみに魚のコチの由来は貴族階級が手に持つ「芴(こつ・しゃく)」と
似ていることからだそうです。

ちなみに「芴(こつ)」は骨(こつ)を連想させることから、
一尺の長さがあるので、「芴(しゃく)」と読ませているそうです。
深いですねー

 

 

←これです。聖徳太子が持っている
 

 

 

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