第三十候
半夏生(はんげしょう)

7月1日~7月5日ごろ
夏至(げし)から十一日目

半夏生の「半夏」は
烏柄勺(からすびしゃく)という
薬草のことです。

ちょうど半夏が生える時期なので
半夏生と呼ばれます

「半夏半作」という言葉もあり

半夏生以降の田植えは
収穫が減るので
夏至から半夏生の間に
田植えを済ませなさいよ
という意味だそうです

関西ではこの時期に旬を迎える「蛸」を食べる

風習があります

あの8本足の蛸です(笑)

半夏生の頃に田植えを終えた
農家の方たちの

植えた稲の根が
蛸の足のように四方八方
しっかりと根付くように

という願いが
込められているそうです

ステキですね~

また、蛸にはタウリンという
栄養素が多く含まれており

疲労回復や肝機能の強化
他にも様々な効能があり

田植えで疲れた体を
回復させるには
もってこいの食材なのです

ー蛸の柔らか煮ー

なんでこんなに柔らかいの~

といつも言われますが、
時間との関係です。