お客様から、大将のうんちくは絶対に残さないといけないねー
ということで、大将が普段お客様に色々と語っているうんちくを
女将の由美子が「うんちく女将」として代わりに発信していこうと思います。
まずは、寿司屋の湯呑みが大きいのはなぜ?について
私も無駄に大きいあの湯呑み、ずっと疑問でした。
大将になぜ?と聞くと
実は湯呑みが昔はフィンガーボールの役目をしていたからだそうです。
実は江戸時代、寿司屋は高級店と屋台の2つがあり、
屋台の寿司屋では、今のファストフードみたいな感覚で、
手軽に寿司を手でつまんで食べていました。
おしぼりなんてない時代
指にシャリがつくので、食べ終わった後に、
湯呑みに残ったお茶で指をささっと洗って、
暖簾(のれん)で手を拭いて店を後にするという感じで
皆さん、たくさんある屋台の寿司を楽しんでいたのです♪
だから、昔は、暖簾の汚れている店は、繁盛店とされていました〜⭐️⭐️⭐️
今も、当時の名残か、暖簾は洗わないんですよー
結婚当初、暖簾を洗って大将からめちゃくちゃ怒られました。
暖簾はもともと、常連のお客様から買っていただくもので、
汚れてきたらまた新しいものを買ってもらうそうなんです
暖簾は単なる布ではなく、店の歴史や信用、評判を象徴する重要なもので、
長年の営業で暖簾に染み付いた汚れは、その店の歴史そのものを表しているからです。
そして、汚れたら、商売の継続性を保証する意味でまたお客様に買ってもらうのです。
当時は、商売のイロハも知らないウブな女将❤️
暖簾を洗ったぐらいでなんでそんなに怒るのかとびっくりしましたが、
暖簾のお値段を聞いてさらにびっくりした覚えがあります。
なんだか懐かしい思い出です。