朝晩の冷え込みが増し、草木に宿る露が冷たく感じる時季です。


秋が深まってくるにつれ、夕暮れから急激に日が沈んでいきますが、
秋の夜長にコオロギやキリギリスなどの虫の音が大きく響き、山も高地から色づき始めます。
北から雁が渡ってきたり、菊の花が咲き始める頃です。

この甘露の頃に感じる寒さを「露寒-つゆさむ-」といいます。

秋の露が凍りかけて霜が混ざったような状態を「露霜-つゆじも-」といい、
露と霜が繰り返し巡ってくることから「年月」という意味もあります。

「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」といわれますが、
釣瓶とは井戸から水を汲み上げる桶のこと釣瓶が井戸にスルスルと落ちていくように、
夕方の空はあっという間に夜の闇に包まれます。

この時期に心がけることとしては

この時期は途中から土用に入ります。

土用とは一年に4回あり立春・立夏・立秋・立冬の季節が始まる前18日〜19日間を指します。
過ぎる季節から新しい季節へ緩やかに交代さる働きをしています。

土用の間は周りから自然に動かされるように流れていきます。

この時期はあなたの魅力をアピールするチャンスです。
自ら動くのではなく、周囲があなたのために動いてくれることが成功につながります。

気持ちの良い秋空、豊穣の祝いのように、夏の努力の成果を存分に発揮してください。

この時期の食材としては

「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言われるほど、
柿は風邪予防や健康・美容に最適です。

柿は生柿の場合は甘く寒性なので、炎症を抑えたり鼻炎を改善します。
干し柿は甘く平性なので、万人にとってての健康食です。

また、「青魚の王」と言われる鯖は温性でなので、
胃を元気にして体力をつけ、地の巡りをよくする働きがあります。
イライラした気分を解消する作用もあります。
疲れやすい人や少食の人にはおすすめの食材です。
脳の働きを助けるDHAも豊富で、脳を若返らせる効果があります。

食欲の秋あなたにあった食材を知って食から笑顔と健康になりましょう。