女将のゆみこです。

前回は

何故和食のマナーを学ぶのか?

についてお伝えしました。

 

それは「相手に恥をかかせないため」だと

お伝えしました。

そしてもう一つちょっと重要なことがあります。

 

和食のマナーでは、

~マナーの一番できていない人に合わせてあげる~

ということです。

 

例えば、自分はマナーをよく知っていて

マナーの出来ていない人の前で、

私はマナーができているのすごいでしょ!!

見てみて!!というのは

相手に恥をかかせることになるので、

マナー違反になります。

 

こういう人よくいらっしゃいますね。

当店に来られた若いカップルもそうでした。

きっと付き合い始めたばかりなんでしょう。

 

彼女はあまりマナーを知らないようでしたが、

彼は、僕はマナー知ってるのすごいでしょ!と

いわんばかりに、

お箸の上げ下ろし、

お椀の持ち方も基本どうりにされていました。

(こちらから見ると、本を読んで学んできたな!)という

感じで・・・あまりにも不自然過ぎたのですが・・・

 

ふと、彼女を見ると、面白くなさそう・・・

 

そうです。

彼は、彼女に恥をかかせているのです。

 

せっかくのデートなのに、もったいない

彼からしたら、

彼女から「私の彼マナーもできていて凄いでしょ!」と

思ってもらえると思っていたのでしょうか。

 

しかし実際は違うのです。

彼女がマナーを知らない出来ていないと思ったら、

彼女に教えてあげるというのもいいですが、

「俺もマナーあんまりわからんねん。」

「すみません、これってどうやって食べたらいいんですか?」

「お箸の正式な持ち方ってどうするんですか?」

とお店の方に聞くなどすれば、

彼女も一緒に学ぶことが出来るのです。

 

特に当店は、

大将も私も教えたくてうずうずしているので

何でも聞いて~という感じです。

 

また、その時に助け船を出すかどうかは、

店側の力量になります。

 

だってマナーマナーといって

実際のお料理の味がわからなかったじゃ

本末転倒ですからね。

 

お客様になんかあの店良かったな。と

ふっと思っていただけるよう日々精進です。

 

そのカップルには、

マナーなんて気にならないよう

こちらから面白いお話を振って

会話を楽しんで頂きました。

 

相手を思う気持ちがあれば

自然とマナーは出来ているし気にならないものです。