春分と同じく昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
太陽は真東から登り、真西に沈む。この日を境に秋の夜長を実感していきます。
高い空に小さな雲片が群となって魚の
鱗のように見える『鰯雲』が現れます。
また、秋分の日を中日にした前後7日間が秋のお彼岸になります
お彼岸は年に2回あり、春は春分の日で豊作を祈り、
秋は秋分の日で、収穫に感謝を捧げる意味合いがあります。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるとおり、
お彼岸は、厳しい冬の寒さや夏の暑さに別れを告げるという目安にも。
期間中は、ご先祖様への感謝の意味を込め、お墓参りや仏壇・仏具の掃除、
お供えなどの供養を行い、自分自身の日頃の行いを振り返り、
見直すのが古くからの習わしです。
この時期に心がけることとしては、
実りの秋で、スポーツにも良い季節です。
豊作を願い、様々な行事が行われます。
この時期は夏の成果が表れます。
スポーツ・芸術・学問などあらゆる成果を発表する時期です。
秋における発表はみんなに伝えるというよりも、
胸を張って自分のやりたいことや自分の成果を示すことが、
未来につながっていきます。
この時期に頭で思っていることは現実化しやすいので、
不安なことや悪いことを考えていると、それが現実化してしまいます。
私たち自身には全てが備わっていますので、その中から、
楽しことや前向きになることを考えましょう。
日本の秋にはぴったりの秋刀魚がいいのですが、
最近は高級魚の仲間入りをしているようですね。
なぜ秋刀魚がいいのかというと、疲れ気味の秋には、
ひとつ前の季節、夏の養生として心臓の強化が必要です。
(夏は五行説では心火、秋は肺金)
秋刀魚のはらわたの苦味は心臓を丈夫にしてくれます。
また、ごぼうは腫れ物を治し、解毒するので、過食の現代人には適した食材です。
気を下に下ろすので、イライラを抑えて精神を安定させてくれます。