この日から「寒の入り」です。
「小寒」「大寒」を合わせた立春までの三十日間が「寒の内」です。
1年で最も寒い時季にあたります。
寒の内に出すのが寒中見舞いです。
小寒の時季は時に大寒よりも寒く感じることもあり
「小寒の氷、大寒に解く」とも言われ、
転じて物事が必ずしも順序通りにいかないことの
たとえにも使われます。
昔から寒の内に体を鍛えると丈夫になるとされ、
寒中水泳や武芸の寒稽古などの風習が今も残されています。
本格的な寒さを迎えながらも土用に入っていき、
体が冷え切ってきますので、注意が必要です。
冬の土用の冷えは顔や体の皺になりやすいので、
早めの予防が必要です。
ヘソの真後ろの「命門」や肩甲骨の真ん中の「風門」
足裏真ん中上の「涌泉」と言ったツボをカイロなどで温めましょう。
ゆったりとお風呂に浸かりこれらのツボをマッサージしても良いです。
豚肉は温性で肉の中でも冬に効果的な食材です。
ビタミンB群も多く含み皮膚粘膜強化のほかに滋養強壮、
免疫力アップになります。
豚肉と野菜たっぷりの鍋でビタミンとミネラルを補給し
生命力の根源である腎を強化しましょう。
腎の強化は精力・成長・老化防止に役立ちます。
春菊は甘味と辛味で涼性なので、
肉料理に加えて肉の熱性を抑える食材として欠かせないものです。
胃腸を整え、ストレスを解消します。
風邪気味の人にも効き目があります。
カロチンや鉄分も豊富なので、貧血気味の人にもおすすめです。
この時期は鍋で心も身体も温めましょう。