スターウォーズ 最後のジェダイを見てきました。
とても印象の残った言葉があったので、ちょっと大将に聞いてみたいと思います。
大将、今回の映画でマスターヨーダがルーク・スカイウォーカーに向かって「自分たちは彼らが越えるべき存在なのじゃ」と「師とは、弟子が師を越えるために存在するんだ」みたいないいことを言ったやん
それで、思い出したんだけど、昔、大将は自分の師匠を決めた決め手は、この人は絶対に越えられないと思った人を師匠にしたといってたやん。
そやな。
なんか矛盾してるなと思って・・・
なにが?
マスターヨーダは「師匠は弟子が越えるために存在する」のであって弟子が、師匠を越えられなかったら自分の教えが悪いんじゃないの。
そうか?
師匠からしたら弟子には早く自分を超えてもらいたいと思って色々と教えるわけや。
それで、弟子は師匠を越えようと努力するわけや。でも、越えさせたらあかん。
どういう事?
越えないように、ちゃんと教えない?
そうじゃなくて、わしは、若いころから色々なところで修業をし、たくさんの師匠についたけど、自分が越えられると思った人を自分の師匠とは呼ばなかっただけや。職人の世界やからな〜
なんかえらい上からやね。
師匠はたくさんいたけど、みんな師匠じゃなかったと?
そうや。
色々なことを教えてくれる人や凄い技術を持った人はたくさんいたけど、師匠じゃなく先輩やな。
わしは、この人には絶対に技術面でも精神面でも越えられないとおもった人を自分の師匠としただけや。
何でかわかるか?
すぐに師匠に追いつけたら、追いついたとわかった瞬間に努力することを辞めるからや。
なるほど、絶対に越えられないから師匠か。
でも、そんな人に出会えたということもラッキーやったね。
そやな。心・技・体の揃った人やったからな。
今でもおやっさん(師匠)やったらこの料理どうするやろとか、おやっさんの残してくれたレシピを見返したりするけど、やっぱりすごいなと思うからな。
昨年亡くなられたけど、いつも「裏野、これは基本はこうやけど、こっちのほうがいい仕事や」とか、こうしたら時短で仕上がりが前より良くなるとか、新しいことにどんどんチャレンジして、惜しみなく教えてくれてたもんね。
また、印象に残っているのが「裏野、できる職人ってどんな職人か知ってるか?」
「それは、売れる職人や!」っていつも言ってたよね。
そうやな。いくら技術がすごくても自分が作ったものをお客様が買ってくれなかったら、できる職人とはいえない。
売れるためには、お客様に喜んで頂くためには、どうするか?を考えろっていつも言ってたよね。
わしがおやっさんから受け継いだ仕事は「鯖の棒寿司」をはじめとする大阪寿司やけど、やはりこれを広めることが、おやっさんへの恩返しやと思う。
そうやね。おやっさんも大将のような弟子を持って嬉しかったんじゃないかな。
おやっさんに教えてもらった色々なことを広めることが、親孝行になるんじゃない。
そうやな。
じゃ フォースとともにあらんことを!!
なんやいきなり。スターウォーズの影響受けすぎちゃうか・・・
次回は、マスターヨーダの名言➁
「失敗は最大の師である」につづく。
なんやつづくんか・・・