大根から玉ねぎへ???

こだわりのお造りの盛り付け!!

 

女将

大将、やっぱり、お客様が、「これ玉ねぎ?」というのわかるわ~

 

大将

そうか?見た目はそうかな(笑)

これは大根を使ったあしらいで、弓千段(ゆみせんだん)という昔の仕事や。

大根のけんとは違った、お造りを盛り付けるときに高低をだせる重宝するあしらいや。

 

 

女将

どうやってつくるの?

 

大将

大根のけんを作るときと同じようにかつらむきをして、巻き戻して3cmほどの厚みに切って、半分に切って真ん中を抜く。

ちょっと珍しいやろ!

 

女将

ほんま、珍しい。

ところで、昔の仕事っていつの時代なん?

 

大将

平安時代に多くが考案されている。

 

女将

平安時代・・・そんなに昔から。

 

大将

他にも色々あるよ。

これは「岩田」といって慶事の時に使う紅白のあしらい。

かつらむきの薄さは、大根は2mmで、人参は1mmにすると同じように丸まってくれるねん。

 

女将

これも平安時代ねぇ~

どうりで雅やと思いました。

 

大将

昔のもので良いなと思うものは、少しでも皆様に知ってもらいたいから

わしが伝えられるものは、どんどん伝えていこうとおもう。

 

女将

そやね。皆さんにお出しして、最初は玉ねぎ?と間違われるけど、けんと違って一枚ずづはがして召し上がっていただけるので、食べやすいと、喜ばれてるしね。

 

大将

他にも伝えていきたいものはいっぱいあるな~

 

女将

それは、また次回ということで。